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2023年11月11日 (土)

厳島神社で観月能(10月27日)

東京の友が、お能の喜多流の方とお仕事がらみで知り合って以来、その舞台を拝見しに行っております。

その舞台は友枝真也さん主導で、人間国宝の友枝昭世氏は仕舞で出演、能には地謡での参加で少し残念。

いつか昭世氏のお能を拝見したいと思っておりました。

今年の正月、友がご家庭の都合で広島に帰ることになりました。

そんなこんなで厳島神社で開催される観月能のチケットが手に入るという知らせが… 

当然、世界遺産のこの舞台に立てるのは人間国宝級の方、昭世氏の舞台です。

以前厳島神社を訪問した際、この舞台で何か演じられるのを拝見したいと思っていただけに「行く」と即答。

宮島内の宿はほぼほぼ満室でしたが、何とか『ホテルみや離宮』に部屋を確保 (*^^)v

ブロ友さんの記録にもあったお宿なので、安心して泊れます、ブログって有難い💕

京都から新幹線で広島へ、山陽本線で宮島口へ、JRのフェリーで宮島に渡ります。

宿は宮島桟橋から3分ほど、厳島神社に向けて歩いて行ったところにありました。

まだ二時、チェックイン三時まで時間があるので荷物を預け、早めに来るという友をホテルのロビーで待ちます。

能舞台を見に行くため夕食は5時から、なのでおやつは厳禁でしたが、魅力に負けて…👇
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コーヒーもケーキも美味しかったです💕

皆で厳島神社まで散歩。 もう水位が上がり始めていて鳥居まで歩くことはできませんでした。

広島の友は小腹を満たすための物を探しますが、牡蛎も穴子も珍しくない彼女にはこれという物はなく…(笑)

結局パンを買って我らの部屋で食べることに… 私達は着物に着替えながら… おしゃべりは止まらず…😅

私達は5時に地下のお食事処に向かいました、お能組と思われる方達が続々と集まってきます。

6時開場、6時半開演、ゆっくり頂いてる時間はありません、寝てしまうといけないのでお酒も控えないと…

でも宮島ビールをシェア(笑)👇 食前酒は巨峰 👇お造りは、鯛・トロ・カンパチ・穴子・シマアジ
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前菜は、穴子サフラン風テリーヌ・焼きナス豆腐、サーモン砧巻き・甘い紅葉・秋刀魚甘露煮・むかご・柿卵👆

右上写真左の小鍋には、穴子や牡蛎といった広島名物。 既に火が通っているので温まったらOK

牡蛎がぷっくりしていてとっても美味しかったです。

👇椀物は松茸の土瓶蒸し    左上は蒸し鮑の酢の物、お隣は揚げ銀杏饅頭、手前は無花果の揚げ出し👇
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右写真右上は焼き物で、広島牛朴葉焼き。 葱味噌で頂きました👆

👇牡蛎のなめろうやちりめん山椒をお供にご飯を頂きます。 デザートは、和梨のゼリーと生クリーム大福👇
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友も私も主婦、さっさと無駄なく完食し、ゆっくりお茶を頂いてから厳島神社に向かうことができました(笑)

ホテルを出てビックリ、雨が降ったみたい、でも舞台に向かう時、綺麗な十三夜を拝むことができたんですよ💕

👇そしてすぐ、ライトアップされた鳥居が見えてきました。  
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回廊が座席です。 前二列はお座布団、でも三列目の私達は椅子席で助かりました。 舞台はまだ暗い…👆

演目は、仕舞<敦盛><松風><殺生石>、シテ昭世氏ツレ真也氏の<鬼界島>です。

まず橋掛りで火入れの儀が執り行われ、その後舞台に照明が付きました。

照明の光が水面に反射して揺れ動きます👇 舞台そのものが波に揺れてるようで、まさしく鬼界島👇
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舞台終了後、明かりが消え…👇     鳥居手前の建物は左楽房、高舞台や平舞台は写せませんでした👇
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舞台終了時には満潮、波が荒ければ前の方は濡れそう… でもちゃんとビニールカバーが用意されてました。

そして私達の前は屋根のないところ、でもちゃんとビニールの雨カッパも用意されてました。

いい舞台でした、とってもまっすぐ宿に帰って寝る気は置きません。

途中バーらしきところを見つけたのですが、入り口が分からず、「ホテルのバーに行こう‼」ということに。

ナイトラウンジなるところに向かったら、CLOSED😞

致し方なく、舞台の余韻に浸ることなくお風呂に向かいました(笑)

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コメント

演目が良いじゃないですか!!
謡を習っていた頃圧倒的に女性ばかりでした。男性は僕を含めて3人だけ。
その3人で連吟 松風をやる事に成りました。女性が入ったり女性の中に男が入ったりすると謡いに迫力が無くなりますが 男だけでやると迫力が違いますね。受けましたね。凄い!凄い!と言われた事を思い出します。

ようこそ広島へ、、というか ようこそ宮島へ。
10月から始まった 入島税の100円を お納めいただき 申し訳ありません。

いらした日が 27日というのにビックリ。
私が回廊で太極拳を演じた翌日だったのですね。
帰る時に 渡り廊下の外に特設席の設置工事をしていたので 翌日 何か大きなイベントがあるとは思っていましたが
「仕舞」だったのですね。
厳島神社の秋は イベントが多いですが、夜の舞台は神秘的で
さぞかし 素敵な一夜をお過ごしになったことと思います。
外国人観光客も 着物姿の人が大勢いて ラッキーだと喜んだことでしょう。

よし坊様、やはり海に漂う雰囲気の舞台にピッタリな演目でした。
これはどんな立派な舞台で拝見しても感じることができないと痛感。
自然が作る光の揺らぎと風と空気に酔いしれました。
「松風」をなさったんですか、素敵だったでしょうね。
一度拝見?拝聴?したかったものです、残念です😥

shinmama様の太極拳クラブが厳島神社で演武をなさるというのは、ブログで拝読した覚えが…
同行した友にとっては、今回が初宮島だったんです。
一日早くいって宮島探検したかったのですが、友に所用ができて断念した次第。
もし予定通り行っていたら拝見できましたのに、残念なことを致しました。
はい、厳島神社の能舞台は最高でした、他では味わえない雰囲気で愉しめました。

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