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2013年7月11日 (木)

熊野古道ウォーク第七回:二日目(6月27日)

朝五時過ぎに目が覚めました。

Img_0070


露天風呂がちゃぁ~んとあります。

すくなくともそれらしく見えます。

お天気も…・・・・・???

少なくとも雨は降ってません。

有難いことです。

昨日の修行のお陰でしょうか(笑)

とにもかくにも朝風呂へ…

既に皆さんお出ましでした。

ゆっくりじっくり、でも疲れないように…

今日も修行の続きです。

11.1km    高低差400m   

ゆっくり歩行故、5時間の予定。

ぐちゃぐちゃになった靴をお持ちの方も、「宿の方が用意してくれた新聞紙とドライヤーで乾いた」とのこと。

みんな準備万端、予定時刻より早く出発できました。

第二回のゴール『野中の清水』から2kmほど行ったところでしょうか? 小広王子近くが出発点です。

この辺りで既に標高は500m  

ここから小広峠、岩神峠、三越峠を越えて、第三回第四回の出発地『発心門王子』まで行きます。

Img_007312世紀頃の書物には、小平緒とか大平緒と、

13世紀には、大平尾、小平尾と記載されてました。

この王子社はこの小平緒・小平尾に由来するらしい。

でも王子としては登場してこないのです。

土地の人々が小広峠の上に祀った小祠が、

いつのまにか、『小広王子』と言われるようになったのでは

と、考えられてます。

地元の方達はこのコビロを【孤吡狼】と書いたそうな。

その昔、この辺りには日本オオカミがいっぱいいたそうです。

そういえば、日本オオカミが最後に捕獲されたのは奈良県吉野だったはず… 

小広峠は標高550m  出発地点が高かっただけに、「エッ、もう越えたの?」って感じでした。

Img_0076                                                                                                    

                                                                                                  昨日に続き、1300年前の道、自然林の中を歩きます。

植林された杉だけだと根が張らず弱いのですが、

自然林と融合しているところは、

2011年の台風時にも二か所だけの被害で済んだそう…

年月かけるという事は、強いんですね。

日々の積み重ね、コツコツがいかに大事か…

私の苦手分野です… wobbly                                

                                                                                                                                           杉木立の中を行く石畳の道。 熊野らしい空気が漂ってます。 子安地蔵さんがいらっしゃいました。 

              Img_0080    Img_0082 

Img_0083                                           
                                           
                                         
                                   

 

『熊瀬川王子』に到着。

熊瀬川の名は、【熊野縁起】に出てくるそうです。

王子跡をこことするのが一応妥当だそうですが、

でも本当にここなのか、小広王子と同じではないか、

あるいは王子社の存在そのものを疑問視する意見も。

 

またまた登り。 写真ではそれほどきつそうではないのですが…  

結構な段差なので足を置くところ考えねばなりません。  これ、ボケ防止にいそうですよsign03

Img_0098_2  Img_0103 草鞋峠(592m)到着。

西に小広峠、東に岩神峠を控え、谷川を渡っては上り下りする相次ぐ峠の一つで、

平安・鎌倉時代に小平尾に対して大平尾と称されていたのはここかもしれないとのことです。

そしてここから下っていく『女坂』  下で待つのは『仲人茶屋』  そこから登るのが『男坂』  

これ、冗談ではないのです。  キツイきつい女坂と、それなりの男坂(?)の中を取り持つので仲人茶屋。

もしかしたら合コンのはしりかも…  ちょっと想像すると楽しい heart04

それにしても、この九十九折れの女坂は、急です。  この古き時代の石畳を踏みしめながら下ります。

Img_0107_4  Img_0109

カメラ構えている間にみんながグ~ンと下に消えていきます。  あっという間…sweat01

Img_0111 2011年台風被害のため通行禁止。

男坂がどれほどのものか試す事はできません coldsweats01    迂回路といっても明治時代の道です。

Img_0113 Img_0115 Img_0118

おい茂る木々とシダや苔、綺麗な流れに木でできた小さな橋… とりたてて何があるというわけでもない道。   

Img_0124綺麗な空気と緑の香り、川の音がBGM                                                                                                                                     
                                                                                                                                                                                                                                                                          
                                                                   とにかく登ります。

何も言わず、何も言えず…

「みなさ~ん、元気?」 語り部さんの透き通った声。

「修行の道ですからね、辛いのは仕方ありません。

 こんな時楽になる掛け声があるんですよ。

 私が『六根清浄』といいますから、

 『懺悔、懺悔』と続いて下さ~いsign01

ということで、独特の節回しで… note notes note

そうです、私達は修行してるのです、懺悔の数々…

昨日の豪雨でも落としきれなかった懺悔の数々…sign02

てな軽口をたたきながら、息も荒く、「ざぁ~んげ、ザンゲ」

木陰も少ない登り坂。 厄は落とせるでしょうか coldsweats01                                               

                                                                                                                                                                                             昨日は蕾しか見られなかった『小紫陽花』が咲いてます。  緑多い中、とても可憐です。

Img_0122  Img_0125 大分上に来ました。

青空が嬉しい。 風が嬉しい。 でもまだ登り…  木陰がなつかしい。 川が懐かしい。

Img_0126_2 Img_0132 緑の木々だけ…

そんな所を登って下って、漸く通行止めだった本来の熊野古道と合流。

そして『蛇形地蔵』がお出迎え。  このお地蔵さんの背後にある石板に注目 eye

Img_0134 Img_0135

ぐにゃぐにゃグネッとした模様、お分かり頂けますか?

こんなところでも遠~い遠~い昔は海の中。 その時の海藻(若布らしい)の化石です。

Img_0136                                                

こんな注意書きがぶら下がってます。

蛇には卵…

なるほど、御供えに生卵とはなかなか面白い…

残念ながら持ち合わせておりません。

ここで御供えした後ゆでたまごにして食べたら、いいことある?

すぐにそういうことを期待するから、あんな雨にでくわしたのでしょうか?

まだまだ修行が足りないようです。

ざぁ~んげ、ザンゲ…・・・・・ (笑) 

 

更に、もうちょっと下ります…     Img_0137 川を渡って…

この辺りは道湯川村と呼ばれていたところです。 平清盛を助けて平治の乱でも活躍した湯川一族発祥の地

近くには湯川一族のお墓もありました。  今でもその子孫の方々が御参りなさってるそうです。

Img_0138 Img_0140

そしてそこには、比較的格の高い准五体王子である『湯川王子社』   近年、小社殿が再建されました。

ここからまた登りです。  20分ほど登ったでしょうか?  開けたところに出ました。

Img_0142                                         
                                         
三越峠です。

まずは一服、小腹を満たしエネルギー注入。

12時過ぎてますが、お昼はまだ…

ここまで車は来れません。

つまりお弁当の宅配もできないんです。

ゴールに着いてからの昼食… coldsweats02 

予定通りなら二時ごろ。                       

 

                                                                      
そしてこの関所跡をくぐったら、

殆ど下り、ず~っと下りです。

第四回で歩いた湯の峰温泉に抜ける『赤木越え』の道にも

通じてるので、かつては西国巡礼等で賑ったそうです。

下へ下へと下りていきます。

                                       途中、所々に集落跡が見られます。                                                                                         

Img_0144_3そして段々畑だったと思われるようなところも…

この辺りでならある程度自給自足も可能。

でもこの時代、とてもとても不便である事は否めません。                                             

石垣だけではなく、おくどさんの面影や

五右衛門風呂の跡、洗い場のタイル…

私世代には、ちょっと懐かしいものを発見。

という事は、比較的最近までお住まいだったってこと。

それなのに、杉の木はもうこんなに伸びてます。

まだまだ細っちょですが…

いつか根がこの石垣を壊すのでしょうか?

この石垣も世界遺産…?

どのように保存していくのか…

課題は満載です。

 

Img_0149                                                        
                                        
                                           
そしてこの崖崩れの跡…

2011年の台風被害の一つ。

背の高い杉の木の根がひげ根の様です。

これではしっかり大地を支えられません。

倒れた木々も崩れた山もどうしようもないとの事。

外観を損なわぬよう、崩れにくいように、

表面をコンクリで固めるそうです。

昨日の今日故、怒った時の水の怖さを知った気分です。                             

勿論そんなものではないのでしょうが…

見慣れた船玉神社&猪鼻王子(第四回)を参って、発心門王子に到着。 

やれやれ、今日の予定終了。  怪我もなく無事に生還。  バスでいつものちかつゆに向かいます。

簡単な着替えを済ませ、帰りのバスの中でのビールと食料を調達。

そしていつのも紀ノ川サービスエリアをうろうろキョロキョロ…

                                                       Img_0150

面白そうなものを見つけました。

その名も『ドライみかん』

和歌山産のみかんにちょいと砂糖やコラーゲンをプラス

内袋ごと乾燥させたものです。

意外に美味しかった…

そして瓶が可愛かったので買った『飲むミカン』

毎回なんか違ったものを探すのが楽しみ。

よれよれになって帰宅。 お風呂が嬉しい。  そしてまたまたbeer で乾杯sign01

次回8回目はもう次週に迫ってます。 

希望日時の奈良発は成立せず。  京都発の便に参加する事になりそうです。

明日さっそく電話せねば…   こうなったら何としても完歩したいものです。

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コメント

 お天気回復して良かったです。
 もちろん、雨中の修行のおかげですとも!
 ご褒美、ご褒美。

 それにしてもよく歩かれましたね。
 「修行」と名の付くところは、きついところばかり。
 もっとも樂では修行になりませんものねwobbly
 
 ずいぶんきつい女坂ですね。
 男坂はもっと?

 古の道は、様々な形で現代社会に、さらには未来へとつながっているんですね。
 懺悔、懺悔ばかりの現代社会です。
 より良い未来がやってくるのでしょうか…

 ともあれ、「絆」を深めたお仲間との行程は楽しそうです。
 なんとしても目指せ完歩ですね。
 ざ~んげ、ザンゲと唱えながら、拝見しま~すgood

ようさん、いつもお付き合い頂きありがとうございます。
これで厄落とせたでしょうかねぇ~(笑)
「熊野詣の時は男坂は登りになるのできついですよ。」と、語り部さんは仰ってました。
女坂は下りだからこちらの方が楽に思えますが、熊野から来る際はなかなかのものとか。
大和撫子です、甘く見てもらっては困る❢
という事は、私の気の強さも日本古来のDNAのなせる技…?
芯のしっかりした本来の意味での大和撫子目指して、「ざ~んげザンゲ」です。
ようさんの応援頂いて、まずは熊野古道完歩目指します。

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