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2013年12月23日 (月)

スロベニアとクロアチアの魅力を訪ねて… (10月14日 part4)

バスで30分弱走って、紀元前3世紀に古代ギリシア人が作った植民都市が起源という街、トロギールに到着。

クロアチア本土とチオヴォ島との間にある、東西約700m・南北300mの小さな島です。

港を中心に、13世紀から15世紀に経済的に発展しました。

それでトロギールの人達は、防衛のために城壁を築き、本土との間の運河には橋を架けなかったそうです。

Img_1816_2今はこの橋で繋がってるので、徒歩 ok

この街は、ローマ帝国以外にも

ヴェネチア共和国やハプスブルク家の

支配を受けました。

サラセン人に征服され破壊されたり、

独立戦争で痛めつけられたり…。

そのたびに再生・復興。

1997年、ユネスコ世界遺産の

文化遺産に登録されました。

この橋を渡ると、17世紀に造られた北門。

Img_1756門上には12世紀の司教で守護聖人のイヴァン・ウルスィニさん。

門は、外敵が一気に入り込めないよう、小さく作られてます。

背後に見える高い塔は、聖ロブロ大聖堂の鐘楼。

街中は、細くてややこしそうな道ばかり。 楽しみも多そう lovely

Img_1757 Img_1758

旧市街は、建物がギュ~ッとなって建っていて、その間を縫う道の幅は狭くって薄暗い。

雨水などが家の中に流れ込みにくいように、石畳の中央が排水路になってます。

路地裏のような道を進んでいくと、パァ~っと目の前が開けます。 

ヴェネチア風の窓やバルコニーのある建物の前を通って、イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場に。

正面には時計塔、左手にはルネサンス様式の市庁舎(15世紀)。  

Img_1786 Img_1761 Img_1765

そして聖ロブロ大聖堂もこの広場に面してます。

Img_1763_2 ☜正面

トロギールを代表する建物です。Img_1784_2

13世紀初めに建築開始、完成は17世紀。

鐘楼各階の窓のデザインが違ってるのが、素人目にも分かります

二階はアーチの先が尖ったゴシック様式、

その上はヴェネチアン・ゴシック様式(15世紀半ば完成)、

1605年完成の最上階は、

後期ルネッサンスのマニエリスムの影響がみられるらしい…・・・・・???

只今修復中の教会部分はロマネスク様式。

(☝ 時計塔から見た側面です)   

Img_1766正門はロマネスク様式。

マスター・ラドヴァンの作品(13世紀)。                                        

半円の部分には、イエスの誕生の彫刻。

其れを取り囲むように、イエスの生涯。

向かって右にアダムさん、左はイヴさん。

そして二人の足元には、

ヴェネチア聖マルコのシンボルの獅子。

そのひとつ内側の柱には、聖人や使徒。

一番内側の柱には、

12宮それぞれの月の生活風景。

でも未完だそうです。

これらの柱を一番下には異教の民。

キリスト教勝利をアピールしてるらしい。

ひとつひとつ丁寧に見てると、

とっても時間がかかりそうです。

いくらゆっくり旅行でもそこまでは無理。

 

 

イヴさんの足元にいる獅子は子羊を抱える羊を、アダムさんの方の獅子はドラゴンを抑えてます。

Img_1770jpg Img_1768jpg

どうみても、ドラゴンではなくってトカゲです coldsweats01                                         

                                                                                               Img_1775

 

中に入ると正面に、聖イヴァン礼拝堂。                                     

初代トロギール司教で守護聖人であるイヴァン・ウルスィニの石棺。

天井から逆さになって顔を出してるのが、イヴァンさんです。

何だかお茶目で、石棺のおかれてる礼拝堂って気がしません。

天井の彫刻も見事でした。

15世紀の彫刻家ニコラ・フィレンティナッツの作品です。

天井近くの半円には、聖母マリアの戴冠場面が彫られてました。

 

 

Img_1774身廊の奥の主祭壇はすっぽりぴったり後陣のくぼみに。

主祭壇の台の上には、八角形の天蓋。

身廊中央にはキリストが描かれた巨大な十字架。

ブラジュ・ユリェブ・トロギラニンさんの作品だとか。

手前の赤い十字型のシャンデリアは、

やはりヴェネチアンガラスなんでしょうね。

Img_1778

主祭壇脇には宝物室。  トロギールの町の模型を持つイヴァン(銀製)や彼の聖遺物等、きらびやかshine

外へ出ます。   今も毎日時を告げる時計塔の下は聖セバスチャン教会です。  

この教会もニコラ・フィレンティナッツさんの手によるものです(1477年?)。

Img_1787 Img_1788_2 右隣のロッジア。

かつての集会場です。  でも会議や裁判などにも利用されていたそうですよ。   

正面のレリーフは、国を守るためにオスマントルコと戦ったベリスラヴィッチ総督です。

Img_1795_2

広場から再び、細い路地を南に進むと、南門に。

丁度額縁に縁取られような景色。

ここを出ると、島を縦断したことになります。

門出て振り返ると…  鐘楼がみえます。

Img_1791

世の中が明るくなった感じです。

写真左端に見えるのは『カメルレンゴの砦』、15世紀にヴェネチア人によって建て替えられたもの。

当時、ヴェネチアの支配に対するトロギール市民の反乱が、頻繁におこったようです。

そのためヴェネチア人は、外敵からだけでなく、そういった市民からも身を守らねばならなかったのです。

                                                                                            
Img_1792 Img_1794

反対側には、チオヴォ島に渡るチヴォ橋が見えます。 車がひっきりなしに通っていきます。

ここでフリータイム。 あの砦も気になりますが、やはりここは鐘楼に登らねば…街を見渡す絶好の場所。

Img_1780

大聖堂に戻り、早速鐘楼の登り口に行きます。  

さっきの大聖堂の入場したことを言えば大丈夫との事。

いつもの様に狭い段差のきつい急な階段が覗いてます。

その戸口には誰もいません。  クロアチア語(?)と英語の貼り紙sign01

「何があっても私達は感知致しません。 自己責任でどうぞ。」

というような事が書かれてる…気がする…                                                   

 

最初は両サイド石壁の狭い空間ですが、やがて空洞の中…すっごく怖い。 今までで一番怖い。

Img_1805 Img_1807

手摺があるというものの、穴に近づく感じで近づきたくない。 どこからでも落ちること可  shock

当然途中での写真撮影の余裕なし。  何とかへっぴり腰で辿り着きました。 

                       Img_1801

Img_1802_2                   Img_1800_3


      ☝      
   北    

   bell

   南
   ☟

 

                       Img_1804

下りるときはもっと怖い weep    見たくもない下を見なければなりません。 スコ~ンと下まで見えちゃいますsweat01

どうもカメルレンゴまで行く時間はなさそう。  東海岸を歩くことにしました。

先程とは反対側から見たチヴォ橋とその向こうのチオヴォ島。  

Img_1810 Img_1811 鐘楼の東に来ました。

鐘楼手前に、取り残されたような石壁がみえます。  聖ヨハネ教会だったかな?

Img_1815
暫し海風に吹かれたあと、大好きな迷路に再突入。

と言っても狭い街故、迷子にはなれそうにありません。

そろそろ集合時刻。

北門に戻ります。

この橋向こう、右手にバスターミナルがあります。

この長閑な運河?水路?が、防御の要だったんですね。

今は、戦争とは無縁な景色です。

 

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コメント

 細い路地は車は無理?ですよね?
 日本でしたら、どんどん広くて、味気ない道に作り替えてしまいそうです。
 紀元前3世紀ですか、古~いですねえ!
 歴史の積み重ねを感じます。
 塔の上からの眺めはやっぱり良いですねeye
 晴れ晴れとした眺めですね。
 高いところ苦手なパンジー様、怖~い階段をよく登られましたね。
 見ているだけでわくわく・・・登ってみた~いrun
 >戦争とは無縁・・・胸に響く言葉です。
 さて次に向かう先は?
 

ようさん、城壁の中では車は全く出会いませんでした。
馬一頭通れれば良かったんでしょうね。
なだれ込まれないように、一頭だけ…
そんな街を上から見るのは楽しいものですが、ホントに怖かった。
でもいつも好奇心が勝ってしまいますし、その価値は十分。
ブログに書くのを忘れてました、高さ47mです。
それ程高いわけではないのですが、とにかくあの階段・手摺の頼りないこと…
でもやめられませんね、今度は何処登りましょうか(笑)

多分、一生、私達が目にすることがないであろう風景を
手に取るように拝見できる事は、有難いです。^^
歴史には表と裏、相異なる暮らしがあり、相異なる風景が存在するのだろうと
勝手に想像したりします。
そして、いつも思う事、人々の暮らしがどんなに苦しくとも宗教に関する建物の立派なこと
人々の心のよりどころ、救いなのでしょうが、どうも納得いきません、、、、、

クロアチア暗いイメージしかなかった私ですが、こうして拝見していると
それは私の勝手な思い込み。魅力に満ち溢れていますね。^^v

ニャンさん、外国に行くと食べ物や生活以上に文化の違いを感じます。
日本のお寺も立派ですものね、ヨーロッパの教会に負けてなんかいません。
宗教だけに限りませんが、信じるものを持ってる人は強いですよね。
今のクロアチアには戦争の傷痕は残ってますが、暗い影は見かけません。
復興・再生に向け、みんな前を向いて元気です。
勿論、私は通りすがりの観光客に過ぎませんから、明言はできませんが…

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