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2014年2月11日 (火)

悠久のアンコール遺跡探訪*1月10日partⅣ

午後の部は二時半出発。

アンコール期初期の遺跡で、女の砦を意味する『Banteay Srei (バンテアイ・スレイ)』に行きます。

バス正面に見えてきたお堀はアンコール・ワット。  お堀沿いに進むと、寺院に入る橋が見えました。  

Img_0132 Img_0133

「アァ~up」と言ってる間にアンコール・ワットの姿は背後に消えてしまいました coldsweats02

明日行くのですが、何だか口惜しい…coldsweats01   車窓はあっという間に牛や高床式の住居に変わります。

今は乾季なので想像できませんが、やはり水害の心配があるそうです。  そして獣よけの為にも coldsweats02

Img_0135 Img_0146

バスに揺られること一時間弱で到着。  タクシー(?)の運転手さんも休憩。 どこでもハンモックです。

Img_0148Img_0150バンテアイ・スレイの前には、

IDカードのチェックマンではなく、

警察官の姿。

ガイドさんは「安全です」と

言いきってるけどやはり…???

違いました。

警察手帳を売って小遣い稼ぎ。

「売った後困らないの?」「失くしたって言えばまた貰えるから…」とのこと。 

流石にガイド付きの我らには近づいてきませんでした coldsweats01

バンテアイ・スレイは967年に建てられたヒンドゥ教寺院で、1930年頃から修復され始め保存状態は良好。 

この遺跡はラテライトと赤い砂岩でできてます。 日の当たり具合では、赤く燃え立つ炎のようだとか heart04

Img_0152 Img_0153

東門から境内に入ります。  破風に凝ったレリーフが施され、脇には私の大好きなスリット窓 lovely

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Img_0157                                                                                    

上の門の破風に面白いレリーフを見つけました。

左がその拡大写真。

何度か御紹介したナーガ(いくつもの頭を持つ蛇)。

その右下に見える大きな口。

マカラという呪術的な力を持つ海の怪獣の口。

この彫刻では分かりにくいのですが、

ワニやイルカに似て象のような鼻を持ってるそうです。

その口からナーガを吐き出すマカラ。

何だか面白いモチーフです。

何か宗教的な謂れか伝説があるのでしょうね。

 

                                                                          
Img_0159_2                                                  

ラテライトの参道の両脇にリンガを模した石柱の隊列。

先程の入り口の門の重なり具合といい、参道の石柱といい、

とてもとっても奥まった所に中央祠堂があるような錯覚に陥ります。

小さな寺院を広く見せるために駆使された遠近感を出す手法に

まんまとはまってるわけです。

 

 

 

更に神々のレリーフで飾られた門。

 

☟ガルーダ(ヴィシュヌ神が乗る聖鳥、体は人間) ☟シヴァ神とナーガ  

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ヴィシュヌ神と、類まれなる美貌の奥さんで日本では吉祥天のラクシュミー(顔がなくなってますcoldsweats02)☝

門をくぐると、周壁に守られた寺院の中央部が見えてきました。

     Img_0166_2

Img_0167Img_0169クメール文字が彫られた壁や

リンガを失ったヨニ。

必ずと言っていいほど設置されてます。

それにしても、手頃な大きさだからと、

持って行って何にしてるのでしょうかね?

家を建てるのに使うのでしょうか?

まさか漬物石ではあるまい coldsweats01

更に門をくぐって…        Img_0172

お堀がありました。  この環濠を渡ってまた門をくぐります。 

正面にマンダパ(ポーチ)持つ中央祠堂と二基の副祠堂、その左右に経蔵。

中の塀際にレリーフが飾られてます。 横っちょにマカラ発見。 確かに象のような鼻を持ってます。 

Img_0175 Img_0176 

こちらの門の破風には、ヴィシュヌ神の奥さんラクシュミー神。 富と幸運をもたらしてくれます heart04

そして奥はダブルのリンガ跡。  手前のロータスはヨニ(リンガの台座)  

Img_0179 Img_0180 

祠堂前の牛さんは、頭だけでなく背中もきれいに削り取られちゃってました coldsweats02 

残念なことにこの中央祠堂&副祠堂2基の周りにはロープが張られ、中には入れません。

☟中央祠堂に続く東門  ここから反時計回りに見学します  ☟門番はハヌマーン(猿の神)とガルーダ

Img_0181 Img_0182

祠堂の壁面には『東洋のモナリザ』と呼ばれるデヴァター像(女神)が彫られてます。

☟ 特ににある像は、フランスの作家アンドレ・マルローが魅せられ盗み出そうとしたデヴァターです。

Cimg0232  ☜ ちょっと鼻の先が                 Img_0194_2
 
    欠けてます。

    持ちだそうとした時に

    傷ついたのでしょうか。

    ほかのデヴァターも

    柔和な頬笑みで

    私達を迎えてくれます。

     西向きの壁の像 ☞

     こちらには黒眼が

     見られます。

逆光で白っぽくなってしまいました <m(__)m>

副祠堂手前の北経蔵に彫られてる『マハーバラタ』の一節『ヴリンダーヴァンを襲う豪雨』のレリーフ。

上で、三頭の象に跨ったインドラ神(神象に乗った天空の神で日本では帝釈天)が雨を降らせてます。

  Img_0189_2

西南角(ほぼ裏側)からの中央祠堂と副祠堂です。  右は南経蔵。  ロープが哀しい・残念です。  

  Img_0199

Img_0201中央祠堂ポーチの南面。

手前にもう一つの副祠堂があります。

ここにもやはり門番が座ってます。

こちら向いているのが猿、

副祠堂前に鎮座してるのは獅子(横顔)。

崩れかけた石が転がってます。

こういうのを目の当たりにすると、

ロープも致しかたないと諦めもつきます。

Cimg0229_2                                                             南経蔵の破風の阿修羅。

日本で人気の阿修羅とは違い、

悪神・鬼神です。

いくつもの頭と手を持ち、

いつでも神達と戦ってます。

ここでも三段階の最下層に。

上段には神とその奥さんが

彫られてました。

 

同じ道を戻ります。                                                                                                 

Img_0209                                                  

参道に立ってるひときわ背の高い木。

下の方が黒焦げになって大きな穴があいてます。

カンボジアでは「チューティル」というそうです。

「松ヤニの木」といった意味だそう。

この木を焼くと樹脂が出てきます。

その汁を、船の防水に使うそうです。

強い木で、焼いても御覧のように元気です。

 

Img_0211ホテルに向かう車窓に、

道路沿いに大鍋を火にかける光景が、

ズ~ッと続きます。

夕食の準備ではありません。

採ってきたヒオウギヤシの蜜を煮詰めて

ヤシ砂糖を作ってるのです。

焦げないように大きなしゃもじで

かき混ぜてないといけません。

カンボジアの黒糖といったとこかな❢

17時半、ホテル到着。  一服後夕食は近くのソフィテル・アンコール・ホテルで頂きます。

カンボジアに古くから伝わる宮廷舞踊の一つ『アプサラダンス』を見ながらの食事です heart04

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コメント

 彫刻が精緻ですね。
 精緻なだけでなくて、表現が豊かですね。
 鼻や頭を削るのは、イスラムが異教徒の偶像にすることが多いと習った気がするのですが、
 イスラムも入ってきているのでしょうかねえ?
 遥かな道をたどって、阿修羅さんも日本にやってきたんですねえ・・・
 悠久の時の流れを感じます。

 焼かれちゃうなんて、痛々しい樹ですこと!
 でも、元気なんですね。

 道沿いの暮らしの様子が興味深いです。

 

ようさん、仏教とヒンドゥは日本の仏教と神道のような関係みたいです。
ある程度仲良しである程度受け入れ融合し、でも時代によってはお互い破壊したり…
イスラム教もないとは言い切れませんが、その色は感じられません。
鼻が欠けたのは、たまたまだったみたいですよ。
宗教に関しては寛容な国民の様です。
今だ逆光補正ができず、綺麗な写真が撮れてません。
申し訳ない次第です。

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