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2016年1月 7日 (木)

法然院へ(11月21日)

11月21日、京都『法然院』へ、森本喜久男さんの講演を聞きに行ってきました。

アンコールワットのツアーで立ち寄った『IKTT(クメール伝統織物研究所)』で、出会った方です。

京都の友禅職人だった森本さんは、ボランティア活動で東南アジアの織物と出会い、魅了されました。

初めはタイで草木染めの調査を行ってましたが、ユネスコがらみでカンボジアの現地調査を実施。

そして、クメール王朝より続く素晴らしい伝統的な絹絣の技術が、長い内戦で衰退してることを知りました。

蚕ですら、食料だった時代です。  

代々母から娘へと伝えられていたのですが、その優秀な織り手達の多くが亡くなりました。

元々マニュアルがあるわけでなく、頭で描いた絵柄を直接織物で表現するという、経験・技術が頼りの文化。

そんなクメール織の復興のため、森本さんは何もない荒れ地を耕し、桑を植え、蚕を育てたのです。

更に、質いい物を適正な価格で取引されるよう尽力し、織り手さん達の生活環境を整えていきました。

今では多くの人が彼の作った『伝統の森』で暮らしてるそうです。

そんなIKTTの報告会2015&展示会が、11月20日~22日京都法然院で開催されました。

21日1時より、森本さんによる報告会があると知り、友と一緒に出かけたのです。

Dsc_1006勿論、シェムリアップのIKTTで頂いた布地で作った着物を着て行きました。

☜ 御目汚しとは存じますが…

ベースの生地の黄色は、お蚕さんが吐き出す糸そのままの色。

それにラックカイガラムシで染めたピンクの糸。

この二種をそれぞれ縦糸と横糸にし織りあげた生地です。

黄色の生地の裏はピンク、リバーシブルにできるんです。

初めはそれを生かして単衣(裏地のいらない着物)にしようと…

でも絣柄のストールを嵌めこむと、縫い目が見えてしまいます。

ピンクが見えないのは残念ですが、袷に仕立てました。

ピタッと合うを帯を探し回って、漸く納得行く組み合わせにheart04

帯揚げは、タイシルクのスカーフです。

シックな(友曰く「地味」)色合いの多い私ですが、この色には降参sign03

お陰で海外の様に華やかな物が好まれる時には大活躍です。

この黄色の生地だけなら水洗いできるんですって。  森本さんは「いつも水洗いです」と仰ってました。

☟法然院の正門。 まだ紅葉には早いですが、大勢の観光客がいらっしゃってました。

Dsc_0783 Dsc_0777

Dsc_0779 Dsc_0781 Dsc_0778_2

奥の奥の建物でストール類の展示即売が行われ、更にその奥のお部屋で講演を聞きました。

私の様な「見て見て、こんなの作っちゃいましたぁ~」なんていう軽い感じではなく、

アジアの伝統文化保護のために働きたい方、カンボジア復興に興味ある方が参加なさってました。

講演後、森本さんとお話しする事ができました。  「着やすいでしょっ」と目を細めて下さいました。

たったそれだけの事ですが、嬉しくなって「やはり来て良かった」 notes notes notes

そこそこのお天気だったので、久しぶりに哲学の道を南禅寺まで歩いて帰る事にしました。

法然院でも結構な観光客でしたが、哲学の道は想像以上の人、原宿や心斎橋筋歩いてる気分です。

紅葉の名所ですが、若干早く、赤くなってる葉っぱにはカメラマンが集中します(笑)

途中、『叶匠寿庵』を見つけ、一服する事に lovely

なかなか情緒ある建物ですが、人が多すぎて撮る事ができません coldsweats02

中も一杯で待たなきゃならない…? 「御抹茶セットでしたらすぐのご案内できますが…?」「望むところ❢」

秋のお菓子【木の実餅】の中には銀杏が入ってました。  お薄も良~く点っていて Good です。

 Dsc_0784 Dsc_0785

「やはりこうでなくっちゃね」と、先日のだまだま抹茶を思い出してしまいました。

一歩外に出れば、凄い人の波なのに、この静けさ…heart04   

再び人波にもまれながら南禅寺まで…  更にギュ~ッと電車に詰め込まれ京都駅へ…

いつでも観光客で一杯の京都ですが、紅葉と桜の頃は、半端じゃぁ~ありません。

大概の事には慣れてる我らでしたが、今日は一言 「参りました❢」 の気分です。

同じ古都とはいえ、奈良とはえらい違いです。

世界に認められた京都、その良さを大事にしていってほしいと、強く思いました。

そして声を大にして私は言いたい、「奈良にも来てぇ~sign03

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コメント

 ブログを拝読して、思い出しました。
 NHKか民法か忘れましたが、『伝統の森』 と森本さんのドキュメントをいつだったかテレビで見ました。
 シーンのいくつかを覚えています。
 緑が濃い村で、住民の方々が穏やかなよいお顔をなさっていました。
 アンコールワットのブログを拝見しているときには全く結びつかなかったのですが、
 (テレビで見た)ああ、あそこの、と、今突然結びつきました。 不思議なものですね。

 お着物はオランダ方面にご旅行されたときにもお持ちになられたお着物ですよね。
 何度拝見しても素敵なお色です。
 紬、と思って良いのかしら? 
 着れば着るほど、風合いがかもし出されるお着物とお見受けしました。
 タイシルクを帯揚げに、なんて素敵なセンス!
 さすが、パンジー様です。

 『叶匠寿庵』 好きです。
 こちらにいてはとんと縁がなくなってしまって残念です。
 長野にいると、京都と奈良はセットのように見えるので、
 奈良にも大勢さんお見えだと思っていました。
 京都から近いのにねえ。


 
 
 

うつきよう様、御覧になってらしたんですね。
私はうっかりして見逃してしまいましたweep
『伝統の森』はシェムリアップの郊外(車で1時間ほど?)にあるそうです。
私達が訪問した先『IKTT』はほぼ中心地近くにあるアンテナショップ的な所。
作った着物は、森本さんにも気にいって頂けたようで、本当の嬉しかったです。
スペインにもオランダにもカナダにも持って行きました、着ました。
カンボジアの色なんですね、なかなか純日本の色でぴったりくるのが見つからなくって…
近くの国の物なら、色も雰囲気も合いそうで… 似てるけど違うんですね。
この一枚の布地で、大分長い事「あぁでもないこうでもない」と遊べました。
森本さんにお会いできてホッとしたのか、美味しいお菓子がもう一段美味しくなりました。
そしてまた、叶匠寿庵の『寿長生の郷』に出かけたくなりました。
近くなのに遠い気がするのは、京都にいらした観光客の奈良に対する気持ち?
広告ベタ、地味な文化、県内観光の交通の便が良くない事等々、難しい問題です。
特に奈良を知らない外国の方には、「京都のお隣、一番古い都」と売り込むのですが、
その機会もそう多いわけでもなく、観光大使にはなれません(笑)

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