クイーン・エリザベス神戸発着クルーズ8日間(3月16日partⅡ)
今回釜山のツアーで一番気になっていたのは『石窟庵』です。
少し山の中で、駐車場からも歩いていかねばなりません。
運よく時間もとれそうなので、予定通り訪ねる事ができました。
吐含山の山頂付近にある、花崗岩組んで築いた
ドームに、土をかぶせた人工の石窟。
「新羅仏教彫刻の最高峰」とまで言われてる
釈迦如来像が安置されてます。
でも、1909年に郵便配達の方に発見されるまで、
忘れ去られていたそうです。
この門からさらに1.5kmほど歩かないといけません。
思ったより歩きやすい道でした。
岩山に松がたくさん生えてます。
漸く、『石窟庵』が見えてきました。
確かに土をかぶってるように見えます。
左側からぐるっと階段を上って中に入ります。 残念ながら、中は撮影禁止。
↓釈迦如来像のお顔は端整でしたが、日本の仏像の方が柔和な気がいたしました。
お参り後は、向かって右の階段で降ります、一段下に下りたところにある『寿光殿』の撮影は
再び
元の道を戻ります。
観光客の方、たぶん韓国の方が、撞くようです。
音を聞きたくって、暫し待ちましたが、
思ったほど重厚感のない音で、私的には残念。
おいくらか確かめませんでしたが、有料です。
勝手に撞いてはいけません。
音を聞いただけで満足して、バスへ。
もう一つの世界遺産『仏国寺』は、この山の麓。
実は石窟庵に向かうとき、仏国寺を横目に、バスは坂道を登っていったのです。
仏国寺と帰された門『一柱門』の目の前に、駐車場はありました。
ここで煩悩を洗い流して中へ。
日本のお庭の原点でしょうか、
『般若蓮池』です
『天王門』といいます。
向かって右手に足場が見えました。
まだ修復中?工事中?
長い間放りぱなしだったお寺です。
仕方ありませんね。
とっても参拝者の多いお寺と
聞いてましたが、今日は少ないよう。
門の中では、四天王が睨みをきかせ、
邪悪なものからお寺を守ってます。
龍を握る広目天(西)、強そうな多聞天(北)、琴を奏でる持国天(東)、刀を手にする増長天(南)
日本の四天王とは持ち物が違いますが、守る方角は同じでした。
さらに直進すると、正面にシンボルである『紫霞門(チャハムン)』が見えてきました。
階段上半分『白雲橋』は16段、下『青雲橋』は17段で、あわせて33段。
これは、俗世から、天界である須弥山の頂に位置する三十三天(忉利天)に通じる橋を表してます。
当時は、吐含山から引いた水が、ここから九品蓮池に注がれていたそうですが、もはや跡形なく…
禁止されてるので右へ…
横から眺めると綺麗なアーチ。
石の文化をつくづく感じます。
横手の坂を上り、紫霞門へ。
門から階段の上に出ます。
ここからの眺めは微妙でした。
池があって、水が流れて…
そんな景色だったら、天海を
イメージできたかも…。
で、さっさと門をくぐり、中へ。
只今外観修復中。
ここに、安置されてる
釈迦牟尼仏を拝見。
でも中は撮影禁止。
手前の灯篭の穴を
覗くと御顔が見える…
カメラで挑戦。
写ってました
分かりにくいですが、
拡大すれば…
この大雄殿の前、向かって左手に『釈迦塔』、右手には『多宝塔』、があります。
多宝塔一層目は□、
二層目が八角形、
三層目は○と、斬新。
一層の四方の獅子が
盗まれて唯一つに…
釈迦塔は、典型的な
統一新羅時代の
造りで、修復時に、
世界最古の印刷経が
発見されました。
次は隣の『極楽殿』へ。
色鮮やかな蓮の花型提灯がぶら下げられてます。
いろんな人がいろんな思いをこめて奉納なさったものだそう。
階段中央列は仏様の道、なので端の階段を下ります。
「極楽殿で豚を探せ!!」なんて番組があったそうです。
実はここに(扁額の裏、お分かりいただけますか?) 木彫りの地味な豚さん。 日本人には猪ですね。
そして隠れないで、極楽殿正面に堂々と鎮座してる豚さん 明らかに新しく作られたものですが、
金運上昇とか宝くじが当たるとか…で、皆なでなで で、お尻ぴかぴか
ツルツル
この極楽殿に出入りする門『安養門』も通行禁止なので、いったん外へ出ます。
石垣沿いに戻ると、先程の『紫霞門』が向こうに見えてきます。
そして門に向かう階段は、
上は『七宝橋』で8段、
下は10段の『蓮華橋』です。
安養門と紫霞門の間には
『泛影楼(ハンケイロウ)』。
礎石が新羅独特の様式で、
板状の石を8段積んで、
杯のような形になってます。
こうして見ると、復元された
白い石と昔の黒い部分が、
よく分かります。
大雄殿の背後にも、いろいろな建物がありますが、本日は訪問できませんでした。
それでもさすが旅行会社、重要なポイントは全て抑えてます。
再びバスの待つ駐車場に戻りました。
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