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2017年8月20日 (日)

奈良少年刑務所見学会(7月16日)

奈良は、県民性なのでしょうか、なんとなくモタモタしてるというか、「もうこのままでええ~んちゃうのぅ~」的パターンで、

古いものが残ってることが多々あります。

JR奈良駅も、「壊す」「壊さない」の議論が白熱したと言うよりも、「別にそう急がんでも…」的に事が進まなかった…

そうこうしてる間に、世の中保存ムードが高まり、「東京駅に倣え」とばかりに保存が決まりました。

この奈良少年刑務所にしても然り…  というよりも、世間様から忘れられていたと言った方が近いかもしれません。

ジャズピアニスト山下洋輔氏のおじい様が設計したという“明治の五大監獄(千葉・金沢・長崎・鹿児島・奈良)”の一つ。

山下氏が自分の祖父の設計だと知った時には、鹿児島と奈良を残して、他の三箇所は一部が残るのみとなってました。

鹿児島の監獄も既に解体が決まっていて、彼の色々な活動も力及ばずで、とうとう消えてしまいました。

完全な形で残ってる奈良の監獄(少年刑務所)ですが、やはり「そろそろ…」と言う声が上がりはじめ…

でも世の中の流れの中で、「もったいない」の声も上がり、またまた保存の方向に動き出しました。

かといって、このまま刑務所として使うには不都合があるそうで、文化財として保存しつつ、ホテルに変身することに。

で、その改装前の見学会に行こうと、娘がガイド付きツアー参加申し込みをしたのですが、あえなく落選(たった100人)

でも「1時からの自由見学には参加できる」と言うので、突然行くことになりました。

近鉄奈良駅から歩ける距離ではありますが、この暑い中では無理❢ 

バスで最寄のバス停“般若寺”へ。  そこからだと歩く距離は400m弱です。

まず、近鉄奈良駅のバス停で、1回目の絶句❢  臨時バスが出てますが、行列です coldsweats01

当然、般若寺バス停から目的地へ、蟻さんのように日陰のない住宅の中をとぼとぼ… coldsweats02

刑務所敷地内に入ったものの、お隣の広いグラウンドへ案内され…

そのグラウンドを埋める九十九折の行列に、またまた絶句sign03  私数えました、10回曲がりました。

一番外回りの列はL字のグラウンドのフェンスに沿って、最後は刑務所のレンガ製外壁に沿って、とぼとぼ…weep

Img_20170716_161140_burst002グラウンドですから日陰は皆無、でもレンガ壁には陰が… あった…  

Img_20170716_160446_1Img_20170716_151845

私達が到達したときは既に消え去り… bearing

でもこの先を曲がれば陰になるはずです…

だらだらですが、列は動くので、1時間強で刑務所の『表門』に辿り着けました。

撮ってる余裕のない表門は後で撮影することにし…  ジャァ~ン、これが奈良少年刑務所です、素敵でしょっheart04  

Img_20170716_161927

☟出口手前で知り合ったガイド付きツアー参加者の方の資料。  camera 撮らせていただきました。

地図の更に右にダラダラ歩いた煉瓦壁があります。  そして、地図の真下『表門』から入りました。

Dsc_2736

『表門』をくぐり直進して建物の中へ。  には自由見学者は入れませんでしたが、他()は同じ。

上の写真の木の向こうの入り口から入り、通路を抜けると、扇形に広がる空間に出ます。

Img_20170716_163432教卓のようなところに入ると入り口が見渡せます。

Img_20170716_163939_2放射状の建物5棟、

廊下はさんで両側に

部屋が並びます。

流石にこのあたりは、

寒々とした雰囲気。

一階は個室、

二階は3,4人用。

正面の『第三棟』に

向かいます。

☟木製ドアについてる小さな窓から中を覗きます☟    二重の窓に更に金格子が取り付けられて…☟   

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どの部屋も作りは同じです、今度は『第五棟』の二階のお部屋を見に行きます。

廊下真ん中はスケスケで下が覗けるようになってます。  そしてお部屋は少し大きめですが味気ない…。

 Img_20170716_164413 Img_20170716_164055 Img_20170716_164342

私達はここを直進し、『第一実習場』へ。   木の梁がめぐらされた天井が印象的でした。

 Img_20170716_164937 Img_20170716_165059

でも外に目をやれば、レンガの壁が大きく立ちはだかってます。

☟窓からは、今歩いてきた『第五棟』、そして右手方向には『入浴場』や『炊場』と推察される建物が見えました☟

Img_20170716_164831_burst002 Img_20170716_164719_burst002

Img_20170716_170104狭い階段を下りて外に出て、『第五実習場』向かいます。

途中、「自力更生」の碑を目にしました。  

みんなの希望ですね。

Img_20170716_170243がらんとした『第五実習場』。

この間まで、金属加工用の

大きな機械が置かれていた

そうです。

彼らはいろんな仕事を体験、

学びます。

木工もその一つ。

年に一回、彼らの作品の販売されますが、なかなか優秀と聞いてます。

そして奈良では、一刀彫の指導もあるそうです☟(『第八実習場』にて)

Img_20170716_171520_1 Img_20170716_171610

Img_20170716_171623☜ こんな可愛らしい作品もあります。

瓦も …?????

Img_20170716_171437_burst001_cover
違いました、昔の建物の瓦が倉庫に残されていたそうです、なんだかお洒落ですよね。

Img_20170716_170351_3ところで、通路を歩いていて気づきました。

一階だけですが、各棟の煉瓦壁に番号がかかれてます。

どうもお部屋の番号のようです。

鉄格子の向こうに誰がいるのか、わかるようにかな。

どこからでもチェックできるようになってるんですね。

考えてみれば、、監視カメラがあっても当然。

ぜんぜん気配を感じませんが…

直進すれば入り口に戻る廊下は、素敵なアーチ越に日本庭園が見られます。  

Img_20170716_172412 Img_20170716_172431

Img_20170716_172455煉瓦と瓦のコラボも素敵です。

とても少年刑務所(旧監獄)だったとは思えない光景です。

少年たちは、こういう景色で心癒されていたのでしょうか?

そんな心や時間的余裕があったのでしょうか?

Img_20170716_172524
でもこの景色、保存が決まってよかったと痛感しました。

今度は『医務所』に向かいます。

カラフルなドアの色が可愛い病室が並ぶ『病舎』☟

Img_20170716_173035_2Img_20170716_172932_2

Img_20170716_172805_2
外に出ると大事なものでもしまう蔵か倉庫かと思われる建物に人だかりができてます☝

これは『狂操監』で、精神的に不安定な人を一般居室棟から離れた場所に収容するための施設です。

彼らが発する騒音や大声の影響が一般受刑者にまで及ばないように考えられたもので、懲らしめるためではない…

当時の人権では、その程度でも凄い配慮ということなのでしょうね。

その側に2棟の『ギス監獄』がありました。  まるで木製檻です。

これは江戸時代の奉行所で使われていた牢獄で、当時最新の奈良監獄との違いを示す為に、ここに展示したそう。

二時間弱の見学でした。  暑い一日でした❢   減ってきたとはいえ、名残惜しむ人が絶えません。

Img_20170716_173613

☟振り返ると『表門』が夕日を浴びてます。  当然、『表門』の外顔は逆光です☟

Img_20170716_173704_1 Img_20170716_174113_1

なんだかアラビアンナイトを彷彿とさせます。

建物五棟のうち一棟は保存され、残りを改装しホテルに。  どんなホテルになるのか興味津々です。

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後日新聞で知りました、この日1万人もの人が、見学に訪れたそうです。

そりゃぁ、並ばなあかんわなぁ~❢

奈良では、正倉院展以外で並ぶことはめったにありません、貴重な体験でした(笑)

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コメント

何時だったか?全国の赤レンガの建物の写真がずら~りと並んでいるのを見ました。
その中に奈良少年刑務所の写真もありました。
写真を見た時、刑務所という暗いイメージとは程遠い素敵な建物だと思いました。
そして、テレビで刑務所がホテルになると知り興味を持ちました。
ホテルになると決まるまでには、色々な思いがあったのですね。
私も見に行きたいと思いながらも今日に至りました、、、、^^;
パンジー様のブログを拝見し見にいったつもりになれました。ありがとうございます。^^
暑い中、ご苦労様でした。^^

このまま残して、不特定多数の見学者を入れるとなると 
耐震性が大きな問題になるのでしょうが
多くの人が利用しつつ 現存に近い状態で残せたら最高ですね。

暑い中 パンジー様に頑張っていただいたお陰で
貴重な建物を拝見させていただくことができました。
感謝です。
(/ ^^)/アリガトネ

 すてきな建物ですね。
 知らなければ刑務所とは思えません。 
 これを壊してしまったらほんとにもったいない!
 奈良の県民性に感謝ですね。
 それにしてもすごい数の見学者にびっくり。
 それだけ知られている建物だったんですね。
 暑いなか、お並びになった価値ありましたね。
 ホテルになる?
 どんなホテルになるのでしょうね?
 鉄格子の窓が残ったり・・・? まさかねぇ(笑)

ニャン様、幸運にも、こんなことでもないかぎり縁のない建物でした。
「素敵なのよ」ときいてても、訪ねることのない建物でした。
明治の頃は、木々の生い茂る人里は慣れた地だったのかもしれませんが、
今や住宅地に隣接しており、目にしても少年刑務所とは思えなかったでしょう。
周囲の方たちにとっても、ホテルになるのは喜ばしいことかもしれませんね。
どんなホテルになるのか、興味は尽きません。

shinmama様、おっしゃられるとおり、耐震性の問題で継続使用が不可のようです。
それにあまりにも住宅地に近い、というよりも住宅地の中に建ってます。
移転すれば、この建物は不要となり… 破壊か保存か…
難しい問題ですが、一部保存でホテルに変身というのは、面白いと思いました。
ただどんな風になるのか…
ホテル見学できると楽しいのですが…

うつきよう様、私も奈良の一刑務所にこれだけの人が集まるとは思いませんでした。
たった一日だけの公開だったので当たり前なのかもしれませんが、ここまでとは…
しかも猛暑の炎天下、参りました。
鼻の頭ひりひりが、しばらく続きました(笑)
どんなホテルになるかは、とっても興味深い話題です。
改装する4棟、それぞれ違ってると面白いと思いません?
檻状態の部屋の棟、普通のホテル風、ちょっと高級感あるお部屋…みたいにね。
ホテルになったらお茶しにでも立ち寄ってみたいと思います。
それができるホテルであることを望むばかりです。

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